2005年07月13日

差別

 最初はよくあるトンデモ話だろうと思っていたのだけれども、実は本当だった話。
 アメリカ政府が、意図的に黒人男性の梅毒患者の治療を拒否し、病気の進展具合を観察し研究していたという、Tuskegee Study。

 ヴァージニア大学のサイトにちょっと詳しくのっていました。

 1932年から1973年まで40年間続けられたこの研究で、約400人の方が、その実験対象となった。そして、1997年に当時のクリントン大統領が生存者などをホワイトハウスに招いてアメリカ政府を代表して謝罪をしたのだそうです。同時に、Tuskegee大学に約2000万円を寄贈し、Bioethics研究所を設立したといいます。
 その時のクリントン大統領の言葉の抜粋が、こちらにあります

 日本では人権擁護法案に関する意見が、けっこう散見されます。それも多くが反対意見。わたしも反対の立場ですが、ただ反対の理由がだんだんと煮詰まってきているようなので、権力による人権侵害の最たる例の一つとしてこの事件を上げてみました。
 いまこの法案に賛成だろうが反対だろうが、将来、政治家になられる方々もいるでしょう。だれにでも一応チャンスはあるはずです。だから、自分が政治家になったときのことを想像してみてください。そして、この法律の理念が求めていることと相反する予期せぬ事態がおきてしまったと想像してみてください。その時、法律のせいにしたり、過去の政治家のせいにしたり、「時と場合によるから」と分析などしたりしないで、とにかく謝罪をし責任を丸かぶりできる自信が今からありますか?ないのなら、反対すべきです。
 人権を守れるものは法律ではなくて、倫理、道徳、良心、情操教育、そういうものしかないと思うからです。

posted by ニャー皇太子 at 12:59| Comment(7) | TrackBack(0) | 人間-政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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