2005年05月22日

農産物も電子で滅菌 石川島播磨、中国に装置納入へ

農産物も電子で滅菌 石川島播磨、中国に装置納入へ

 大量の電子を高速でぶつけて農産物を滅菌する装置を、石川島播磨重工業が中国・上海市の研究機関「上海農業科学院」から2億円で受注・・・・電子は毎秒34兆個飛び出し、農産物に付着した細菌のDNA(デオキシリボ核酸)に当たって破壊。1メートル大の物体も数秒で滅菌でき、電子は物体内に残らない・・・・日本ではメーカー側が規制緩和をにらんで情報交換している段階だが、電子の流れを細く絞った電子線は放射線の一種なので、解禁には心理的な抵抗感もありそうだ。


 電子で滅菌と書いてありますが、最後にサラッと触れているように、Iradiation以外の何者でもないじゃない?いわゆる放射線といわれて思い浮かばれるものよりも相当に弱い電磁波なんだろうけど。
でも、原理はまったくIradiationのそれと一緒。

 原爆を本当に使ってしまう論理をもったアメリカをもってしても、そして細菌性の食中毒への究極の対抗策としていろいろ議論を経て、やっと実用化されながらもたった数年で回収もままならず事業として成り立たずにぽしゃってます。このIradiation。

 正確には、まだ事業は(別の資本に買収されて)残っているので、たまぁにIradiationを行ったマークがついた食品がありますが(以前はナチュラルフーズ系の棚で見たことがあったっけ)、ほんとにコッソリです。


 放射能の残留ってのが問題なんでしょうが、その意味では、「電子」っていう言葉を使うとなんだか役立ちそうな印象を与えなくもない。

 でも。

 電子が空中を突き進むときには、磁場も同時にできて初めて進んでいく(と高校では習った)。つまり電磁波というものです。だから、この記事の電子のビームというのは、電磁波。
 さて、電磁波はパワーによって色々名前がかわります。電子レンジでおなじみの電磁波もあれば、レントゲンのX線も電磁波。電子レンジ程度の電磁波は、レンジの中に入れられたものを作っている分子をグラグラと揺さぶる程度のパワーしかないけど、X線(これも放射線の一種)はパワーが有り余ってるので、もの(人体)を通り過ぎてしまうくらいパワーがある。通り過ぎるときに、不幸にしてその電磁波(X線)にぶつかった遺伝子は、プチッと切れたりするようですが、X線程度のパワーによる被害は小さいので、むしろ骨折の様子が分かるなど役に立つというわけです。(生きている遺伝子も勝手にこわれたところを修復する力があるんで、その直す力が勝っているうちは良いらしい。)
 ともかく早い話、ホニャペケ線とか、なんとか波、なんていうのは電磁波の仲間。パワーの違いだけ。だから放射線ってのも電磁波。

 そんなことを考えると、もうちょっとちゃんと説明してくれよ!って気になるんですよね。



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posted by ニャー皇太子 at 14:23| デンバー ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 人間-理数系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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